クリーニング

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「ドライマーク」がついた服は何となくクリーニングに出すとキレイになる気がするのだが、残念なことにキレイになるどころか繊維を痛めるだけというケースがあり、スーツも頻繁にクリーニングに出すものではない。

昨今はクールビズが定着して「夏場のスーツ」は見かけなくなったが、それでも綿パンやジーンズではなく、最低限のマナーとしてスラックスを着用している人も少なくない。 スラックスの場合でも素材が毛織物だと「ドライマーク」がついており、夏場は汗をかくので多くの人が1~2週間に1回程度の割合でドライクリーニンに出しているが、実はこれが大きな間違い。

クリーニングの種類

クリーニングは「ドライクリーニング」と「ランドリー」の2つに大別され、この他に「ウェットクリーニング」や「特殊クリーニング」というものがある。 仕分けはクリーニング店で行われるので、スーツとカッターシャツをクリーニングに出すと、スーツは「ドライ」でカッターシャツは「ランドリー」として処理される。

ドライクリーニング

その名の通り「水」を使用せず、「有機溶剤」を使用したクリーニング。 荒っぽく例えるとスーツにシンナーをかけて汚れを落とすようなものなので、「油性」の汚れには抜群の効果があり、型崩れなども起きにくいという特徴がある。 ただし「水と油」という言葉があるように、有機溶剤では「水性」の汚れはほとんど落ちないため、汗を吸ったスラックスをドライクリーニングに出すと、繊維に汗や皮脂の汚れが残ったままになり、ライトグレーなど色の薄い商品だと、クリーニングをするたびに黄みがかってくる。

ランドリー

一般家庭の洗濯と似た「水」を使用するクリーニングで、家庭洗濯とは異なり、温水を使用することで、水では落ちにくい汚れを落とすことができる。

ウェットクリーニング

ドライマークがついている水洗い不可の製品に対し、水洗いを行うクリーニングで、ドライクリーニングでは落としにくい「水性」の汚れを落とすことができる。 ただし、ウェットクリーニングを取り扱っている店舗は少なく、料金も割高になっている。 夏場のスラックスなど汗で汚れたものは、ドライクリーニングではなくウェットクリーニングが最適。

特殊クリーニング

水洗いやドライクリーニングで洗えない、毛皮や皮革などの特殊素材のクリーニング。 素材によってクリーニング方法が異なっている。

汚れの種類とファブリーズ

クリーニング業界は「クレーム産業」とも言われるほどクレームが多い。 「汚れが落ちていない」「変色している」「破損している」「悪臭がする」などなど、大抵は客が己の無知を晒していることが多いのだが、そのような人たちはクリーニングに出すと衣服の汚れが魔法をかけたように無くなると思っているらしい。

石鹸の主原料である「界面活性剤」は、 水と馴染み易い部分と馴染みにくい部分があり、水に馴染みにくい部分が汚れに吸着し、表面張力の低下によって水中に汚れが浮かび上がろうとする性質を利用して洗浄が行われ、この性質を化学合成して洗浄力を強化したものが合成洗剤で、一般的な洗濯用洗剤はほぼ合成洗剤になる。

汚れには「水性」と「油性」がある。 水性の汚れであれば水や温水を使用しないと落ちにくく、油性の汚れは有機溶剤を使用しないと落とせない。 合成洗剤は油性の汚れにも効果はあるものの、有機溶剤を使用したドライクリーニングと比較すると限界はある。 一方、どんなに頑張っても水を使用しないドライクリーニングでは、水洗いしたように水性の汚れを落とすことは出来ない。

そしてクリーニング業界のクレームで増大していると聞いたのが「ファブリーズ」による悪臭。 ファブリーズの誇大広告も問題だが、驚いたことにファブリーズをスプレーすれば「キレイになる」と勘違いしている人が多いらしい。 ファブリーズの効果は、殺菌と表面の臭い成分を包み込むことによる消臭で、実はニオイ成分を分解して除去しているわけではなく、「臭いものに蓋」をした状態でファブリーズの分子が表面に残っているらしい。

その分子がクリーニングで行われる高圧プレスによって破壊されると「この世のものとは思いない臭さ」が発生すると聞いた。 臭さはファブリーズの使用期間に比例するので、「臭ったらファブリーズ」を繰り返している衣類は、クリーニング店からすれば危険物以外のなにものでもない。 しかも「自分で巻いた種」で悪臭が発生しているのに、「クリーニングしたら臭くなった」というクレームになるのだから堪ったものではない。

夏場のクリーニング

スーツやスラックスは着用頻度にもよるが、ドライクリーニングは1ヶ月に1回で十分。 汗などの汚れは、濡れタオルなどで衣類に染み込んだ汚れを吸い取るように処理して、しっかりとハンガーで形を整えて陰干しをする。 それが面倒であればウェットクリーニングに出すのがベター。


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